[PR]医療用医薬品のエンペシドL膣錠100㎎は下記のとおり、販売中止が決定されていますが、
市販のエンペシドLは従来どおり販売されており、楽天やamazonで購入できます。
エンペシドL膣錠100㎎の販売中止について
エンペシドL膣錠100mgは、2021年3月に厚生労働省から長期収載品(G1品目)の市場撤退スキームに基づく市場撤退品目として指定されました。しかし、当時は代替品の供給状況等を勘案し、当面の販売継続が決定されていました。
しかし、その後、以下の理由により、2021年12月に販売中止が決定されました。
1. 後発品の供給状況
2021年12月時点で、エンペシドL膣錠100mgと同効成分のクロトリマゾール膣錠100mgの後発品が5種類発売されており、G1品目市場における後発品への置き換え率が90%を超えていました。
2. 医薬品情報提供制度における情報収集結果
厚生労働省は、医薬品情報提供制度を通じて、エンペシドL膣錠100mgの使用経験者からの情報を収集しました。その結果、本剤の使用により健康被害を受けた疑いのある症例が複数報告されました。
3. 医薬品等の製造販売後調査における製造販売業者からの報告
製造販売業者から厚生労働省へ提出された医薬品等の製造販売後調査(PMS)の報告において、エンペシドL膣錠100mgの使用により重篤な健康被害を受けた疑いのある症例が報告されました。
4. その他
上記に加え、以下の理由も販売中止の判断材料となりました。
エンペシドL膣錠100mgは、1975年から販売されており、比較的古い医薬品であること
近年、他のカンジダ膣炎治療薬の選択肢が増えていること
これらの理由を総合的に勘案した結果、厚生労働省は、エンペシドL膣錠100mgの販売中止を決定しました。
補足
エンペシドL膣錠100mgの販売中止後も、同効成分のクロトリマゾール膣錠100mgの後発品は5種類販売されています。
カンジダ膣炎の治療には、薬剤以外にも、生活習慣の改善などが有効です。詳しくは、医師または薬剤師に相談してください。
まとめると
エンペシドL販売中止の理由まとめ
販売中止時期: 2021年12月
販売中止の理由:
後発品の登場: 同効成分のクロトリマゾール膣錠100mgの後発品が5種類発売され、市場における代替品が十分に確保されたため
使用による健康被害の疑い: 医薬品情報提供制度やPMSを通じて、エンペシドL膣錠100mgの使用による健康被害を受けた疑いのある症例が複数報告されたため
古い医薬品であること: 1975年から販売されており、比較的古い医薬品であること
他の治療薬の選択肢が増えていること: 近年、カンジダ膣炎治療薬の選択肢が増えていること
補足:
販売中止後も、同効成分の他の膣錠は販売されています。
カンジダ膣炎には薬以外にも生活習慣改善などが有効です。詳しくは医師または薬剤師に相談してください。
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